なぜ住職さんは遺骨は海に撒く方法や骨壺を仏壇に置いておくことを教えてくれなかったのか?

<もうこれ以上骨壺を納めるスペースがありません>

義理の父が亡くなった3年後に義理の母が永眠しました。

当然、義理の父のお墓に義理の母の骨を納めようと思って、そのようにお寺の住職さんに伝えていました。

しかし、住職さんから電話があり、「先祖代々の骨壺がたくさんあって、もうこれ以上骨壺を入れるスペースがないから、新しくお墓を建てた方が良い」「お父さんとの骨壺とお母さんの骨壺を一緒に新しいお墓に入れましょう」と言うのです。

「義父の骨壺を納めているお墓の横にはいくらかスペースが空いているので、この横に並べて新たにお墓を建てることができます」「今、うちのお墓はギュウギュウ状態で、なかなか隣に空きスペースがあることは少ないのに、すぐ横に並べてお墓を建てられるだなんて、こんなラッキーなことはないですよ」などと話されました。

住職さんから話をされても、私たちにとっては「いやいや待ってください!」という感じでした。

当時私たちには幼稚園児の息子もいて、これから小学校・中学校・高校と嫌と言うほど子育てにお金がかかります。お墓だなんて、そんなとてつもなく高額の物を買うだけの余裕はありません。

当時は、お墓が安いものではないという事くらいは知っていましたが、どれくらいの価格なのかは全く知りませんでした。

また、骨壺に収めている骨をどのように扱うのが良いのかも、若気の至りでまったく知らなくて、お墓に収めるか納骨堂に預けるしかないと思っていました。

自分たちはまだ30歳代前半だったので経済力も乏しく、お墓を建てるだなんてとてもとても無理だという事を住職さんに話したのですが、「うちと提携している墓石屋さんがあるから、できるだけ勉強するようによーく話しておくし、とりあえず墓石屋さんの説明くらいは聞きなさいよ」と言われました。

墓石屋さんが来て、墓石にはピンからキリまであって、今は出費が大変でも良いものを買えば長持ちすることなどを話されました。高い物の方が子供や孫に迷惑をかけなくて済むと言うことを力説されたのです。ローンもあるから、良いものを買うに越したことはない、と言うのです。

<疑惑>

その時私が思ったのは、もしかしたら住職さんは墓石屋さんからリベート(バックマージン)を貰えるのではないかなあという事です。

そして私たちは、お墓の中がどのようになっているのかは、見ることができません。本当に、もうこれ以上骨壺を納めるだけのスペースがないのだろうか?もしかしたら、うまいように言って、墓石を新たに建てるしかないように話を持って行こうとしてるのではないだろうか?という疑惑が沸いて来たのです。

<仕方なくお墓を建てました>

結局は墓石代やその他の費用を合計すると、夫の手取り年収くらいもの金額が必要だったのですが、ローンで購入しました。

後で調べたら墓石代は100万~200万くらいが相場のようです。これに永代使用料が50万~100万円、工事費が10万~20万円、彫刻費用が3万~10万円ほどかかるのが一般的な費用のようです。

<海に散骨する方法などもある>

そして、私の父が亡くなる少し前に知ったのですが、火葬した後の骨は絶対にお墓に入れなくてもよいのですね。

骨壺に収めて仏壇に置くなりしてもOKだし、故人の骨でペンダントを作って肌身離さずに持っているという人もいるようです。

また最近は骨を粉末状にしてもらって、海に撒くという人も増えているそうです。やはり墓石代が高くつくからでしょう。

<忘己利他がお坊さんのはずなのに・・・>

住職さんは、まだ30歳代前半の平社員の安給料のサラリーマンに墓石を新しく建てることを勧めました。

しかし、海に撒く方法があることやお墓や納骨堂に納めなくても仏壇に置いておいてもOKだという事を、どうして教えてくれなかったのでしょうか?

困っている人を助けるのがお坊さんの一番大事な仕事だと思うのですが、そうではないのですか?

私の根性がひねくれているだけかもしれませんが、墓石を建てさせて一儲けしたかったのではないかと思っています。

仏教用語に「忘己利他(もうこりた)」という言葉があります。自分のことを忘れて他の人のために尽くせという意味です。多くのお坊さんは「忘己利他」でしょう。

しかし私たちがお世話になっている住職さんは、忘己利他の欠片もないなあと思いました。法要の時も小さい子がいるにもかかわらずタバコを吸うのも腹立たしいし・・・

私の父はお坊さんが大嫌いな人だったので、骨壺はお墓には納めずに納骨堂にあずかってもらいました。お布施もお車代も不要です。炎天下でお墓を洗ったりしなくても良いし、いつでも父や母に会いたい時に納骨堂に行けばOKです。

「忘己利他」のないお坊さんには「もう凝りた」と言うのが、私の実感です。

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